診療案内

一般整形外科

一般整形外科


一般整形外科

■ 腰痛(脊椎障害)
変形性腰痛症・腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・椎間板ヘルニア・筋膜性腰痛症などの疾患に対して投薬、ブロック注射、装具作製、理学療法士による理学療法、物理療法を行っております。

■ 下肢関節痛
股関節、膝関節、足関節、足趾などの変形性関節症や、外傷に関しての治療を行います。関節温存を目標に運動療法、関節注射などで治療します。

■ 上肢関節痛
肩関節、肘関節、手関節、手指などの可動域制限、運動時痛に関して、運動療法、装具などを用いた治療を行います。

■ スポーツ障害
さまざまなスポーツ障害の診断、治療、スポーツ復帰までのサポートや再発予防を行います。

■ 一般外傷
一般外傷の治療もおこなっております。

関節リウマチ

関節リウマチは自己免疫疾患です。つまり、何らかの原因で免疫の異常が起こり、敵ではないはずの自己(自分の関節など)が誤認され、攻撃、破壊されることにより生じる一連の疾患です。このことで、関節炎、関節破壊が生じ痛みや腫れ、変形を引き起こします。

現在関節リウマチと診断を受けておられる方は80万人以上と言われ、毎年約1万人以上の方が新たに関節リウマチと診断されています。
早期診断、早期治療が推奨されており、早期治療を開始することにより関節破壊や生命予後も大きく変わってきます。しかし、発病初期に関節リウマチと正確に診断することが困難で治療開始が遅れることもあります。まずは、関節リウマチでないかと思ったら、専門医の診察を受けることをお勧めします。 当院では認定リウマチケア看護師が常在しておりますので、女性の方も安心して受診していただけます。また、認定リウマチケア理学療法士もいますので、関節リウマチのリハビリテーションも行っており、院内連携を充実させております。

関節リウマチの症状

関節リウマチの症状

初期症状としては、朝の手指のこわばりや、手関節・手指、足関節・足趾の腫れや痛みなどです。また、膠原病などは、微熱や全身倦怠感により発症することもあります。そのような症状を自覚されたら、早めに受診するようにしてください。

関節リウマチの診断

関節リウマチの診断

診断は視診・触診による関節腫脹の確認はもちろん、採血でリウマチ関連因子や炎症所見があるか、レントゲン画像でリウマチに特徴的な変化があるかなどをみて診断します。レントゲンでも現れない早期の変化につきましてはMRIやエコー検査で滑膜炎などを精査し、総合的に診断します。

関節リウマチの診断

関節リウマチの治療

メソトレキサートを中心とし、抗リウマチ薬に痛やステロイド薬などを併用して治療を行います。薬の効果が不十分な患者様には生物学的製剤などの新しい薬も追加して、リウマチの活動性を抑えます。また、リハビリテーションでの患者様個人に適した運動療法や物理療法なども行ってまいります。

当院では生物学的製剤を積極的に導入しています。生物学的製剤とは、関節リウマチの炎症や骨・軟骨など関節破壊を引き起こす物質を選択的にブロックすることで、関節破壊などを抑える効果のある新しい薬です。この薬が開発されてから、関節リウマチの治療は飛躍的な進歩をとげました。生物学的製剤は非常に効果がある反面、肺炎や結核などの感染症を引き起こしやすくするという副作用もあります。生物学的製剤の治療を開始するにあたっては、その必要性、安全性、さらには費用を専門医と十分に相談のうえ、治療をすることが大切です。

骨粗鬆症

骨粗鬆症

健康寿命を少しでも延ばすために大切になってくるのが、骨の強さです。
寝たきりの原因で問題になっているのが、転倒による骨折です。

特に脊椎や大腿骨の骨折で寝たきりになる方が増えています。現在骨粗鬆症と診断を受けておられる方は1,300万人と言われ、毎年約100万人もの方が新たに骨粗鬆症と診断されています。

転倒による骨折リスクを少しでも減らしていくために、骨粗鬆症の早期診断、早期治療が必要になってきます。日本骨粗鬆症学会ガイドラインでは血液・尿検査や dual-energy X–ray absorptiometry: DXAを用いた評価が推奨されています。当院でもこのDXAを導入する事により正確な骨密度測定をおこないます。 DXA以外の骨密度測定をされた方で骨折の既往のある方やさらなる詳しい検査をご希望の方は、DXAによる測定をすることをおすすめいたします。骨密度の低下は,骨吸収の亢進が骨形成を上回るために生じます。また同時に、加齢に伴う骨芽細胞機能およびそれに伴う骨形成の低下も関与している、と言われています。

治療は内服や注射など薬物療法が中心となります。
骨吸収を抑制する薬・・・・ビタミンD製剤、女性ホルモン製剤、ビスホスホネート製剤など
骨形成を促進する薬・・・・副甲状腺ホルモン製剤など

当院ではこれら最新の治療を導入し、またリハビリで筋力強化することにより四肢体幹を安定させ骨密度も改善し骨折を起こさないような体作りに協力させて頂きます。 また日本骨粗鬆症学会認定医と、骨粗鬆症マネージャーの資格を有する看護師・理学療法士も常在しており、院内・院外と協力してよりきめ細やかな治療や指導を行っています。

リハビリテーション室

リハビリテーション室
リハビリテーション室

当院では、患者様ひとりひとりに適したリハビリテーションプログラムを作成し、最適のリハビリテーションを実施しています。疾患の治療はもちろん、症状が改善した後も再発予防のため、健康寿命を延ばすため、筋力訓練を中心とした、リハビリテーションを行います。骨粗鬆症や関節リウマチに関しましても有資格理学療法士によるリハビリテーションを行っています。
医療、介護に対応し、最新の機器を用いて有効なリハビリテーションを実施し、通院だけでなく、家に帰ってからの訓練指導もしっかり行い、早期の社会復帰・スポーツ復帰を目指します。

※当院は運動器リハビリテーション科(Ⅱ)、呼吸器リハビリテーション(Ⅱ)の施設基準を取得しています。

リハビリテーション設備一覧

トレッドミル

運動療法機器 トレッドミル

「どんな効果があるの?」
歩行ベルトの上を任意のスピードで歩くことで持久力向上に有効な有酸素運動を行うことができます。

「どんな症状に使うの?」
・有酸素運動 ・持久力向上

リカンベントエアロバイク

運動療法機器 リカンベントエアロバイク

「どんな効果があるの?」
自動車エルゴメータでの運動は、膝などの下半身への体重の負担を軽くしながら運動を行うことができます。ペダル軸位置がサドルよりも低くなっているので、高年齢者でも無理なく運動することができます。

「どんな症状に使うの?」
・有酸素運動 ・脚の可動域運動

測定機能付自力運動訓練装置

測定機能付自力運動訓練装置
ウェルトニックレッグプラス WT-i01

「どんな効果があるの?」
下肢筋全般の筋肉を強化し、立ち上がる、座る、しゃがむ、歩く等の動作、日常生活に必要な筋肉を強化します。足を固定しシートが稼働する構造により、実際の動作により近い運動が行えます。

「どんな症状に使うの?」
・大腿四頭筋 ・大殿筋 ・ハムストリングス ・下腿三頭筋

ウォーターベッド型マッサージ器

ウォーターベッド型マッサージ器
アクアタイザーQZ-240

「どんな効果があるの?」
水圧刺激により、肩から腰、下肢にかけての筋肉・腱・靭帯の凝りをやさしくほぐし、血行の改善を促進します。リラクゼーション効果に優れています。

「どんな症状に使うの?」
・肩こり ・腰痛 ・ストレス解消 ・疲労回復 ・慢性疾患 等

能動型自動間欠牽引装置

能動型自動間欠牽引装置
スーパートラックST-2CL & スーパートラックST-2L

「どんな効果があるの?」
腰権や頸椎の軽度の変形を矯正し、神経の圧迫を除圧し、血流を改善して、痛みを和らげます。座席に座り腰用ベルトを締めるだけで、全て自動的に牽引治療を行うことができます。

「どんな症状に使うの?」
・椎間板ヘルニア ・坐骨神経痛 ・頸椎症 等

低周波治療器

低周波治療器
ポラリスカイネ PO-3i</strong >

「どんな効果があるの?」
新しい感覚の筋肉および神経刺激装置です。柔らかく強く深部までマッサージを行う「揉み」感覚のスーパータイダル、「たたき」感覚のパルスタイダル、広い範囲をマッサージするタイダル2、広い範囲で揉み上げを行うタイダル4と、多彩な刺激モードを有します。

「どんな症状に使うの?」
・肩や腰その他の筋肉のこり・肩関節周囲炎・変形性膝関節症・筋、筋膜性腰痛・坐骨神経痛・足関節痛・肘関節痛・その他

超音波治療器

超音波治療器
ソニックタイザーSZ-100</strong >

「どんな効果があるの?」
超音波の機械的振動を整体に与え、その温熱作用とマイクロマッサージ作用により、疹痛緩和や血行促進、組織の修復等の効果をもたらします。

「どんな症状に使うの?」
・筋痛症・筋断裂・坐骨神経症・変形性膝関節症・頸椎症・腱鞘炎・腰痛・捻挫・肩凝り・靭帯損傷・五十肩・関節炎